いつかきっと

思うようにいかなくて
ついつい　下を向いてばかり

ついてないよな・・って
石ころを蹴飛ばしたりして
ますます気がめいって　下ばかり見ている

だけど　雨あがりのあの日
僕はみつけたんだ
水溜りに映る　木々の小枝たちが
ゆさゆさと　楽しげに手招きしているのを

その水溜りに青空を見つけ
おもわず　空を見上げたとき

縮こまっていた　僕の心の中に
風が吹いたんだ

それは　それは　とても清しく
知らないうちに　顔が綻んでくるような
そんな風だったんだ


だからさ
そんなしかめっ面をしていないで
いっぺん　顔を上げてごらんよ

なっ
ちょっとだけ　いい気分になっただろ?

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