雨のまど -6-

お陽さまは　西の空を通り過ぎる頃に
ぽっかりと姿を現し
真っ白な田んぼを
薄紅色に染めていきました


明日はたぶん　いい天気だから
きっと　きっと　おしょりになるね

そしたら田んぼを突っ切って
真っ直ぐ　きみに逢いに行くよ
一緒に並んで
最後のお話を読もうね

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雨のまど

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雨のまど　-6- です

雨のまど -5-

少し晴れた日の夜は　芯から冷え込んで
早起きスズメの羽さえ　凍らせてしまうほど

氷柱ができるような　寒い朝は
もう少しお布団の中でまどろみながら
夢の続きでも見ていましょうか?

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雨のまど

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-4-

-5-

-6-つぎへ

雨のまど　-5- です

雨のまど -4-

ひさしぶりに　お陽さまが顔を出したこんな日は
ちょっと気持ちもやさしくなって
誰かのために・・・　なんてね



励ましてくれる　あなたの笑顔がうれしいから
今日もちぃさなお話を語ります

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雨のまど

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-2-

-3-

-4-

-5-つぎへ

-6-

雨のまど　-4- です

雨のまど -3-

雪はね
黙って積もっていくんだよ


だから　うんと静かになった夜は
雪ん子が騒ぎ出していないか
障子の隙間から　時々盗み見しないといけないよ



そんな雪が深々積もる夜も
おコタに入りながら　お話の続きでもしましょうか

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雨のまど

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-2-

-3-

-4-つぎへ

-5-

-6-

雨のまど　-3- です

雨のまど -2-

ちょっと先が見えないほどの　激しい雪
ひさしぶりにうんと冷えた日の雪は
グググ・・・と音を立てて　屋根から崩れ落ちた


こんな日は おんもにも出られないから
お話の続きでもしてみましょうか?

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雨のまど

-1-

-2-

-3-つぎへ

-4-

-5-

-6-

雨のまど　-2- です

雨のまど -1-

少し風が冷たく感じた　そんな夜は
やわらかなランプの灯りのもと
他愛もない物語でも読んでみませんか?

今回はちょっとながめのお話なので、
何回かに分けてありますが、
よろしければ、読んでみてくださいね☆

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雨のまど

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-2-つぎへ

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-6-

雨のまど　1　です

幼き日のクリスマスイヴ

耳をすましてごらん

ほら　何か聞こえてこなぁい?

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やくそく

お陽さまが西の山に沈むとき
ぽっと紅く染まるのは

ダイジョウブダヨ・・・のシグナルを
みんなに伝えたいからなのかも知れません


ほら　もうだいじょうぶだよ
笑ってごらん・・ってね

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こころね

とても　とても　小さな世界

誰も知らない森の片隅の
ちいさな　ちいさな物語

よろしければ
ちょっとのぞいて見てくだしゃんせ

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ななちゃんとあじさい

梅雨の晴れ間はお洗濯日和。

そんな季節に咲く紫陽花と小さな女の子のお話を
ちょっと聞いてくださいますか?

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